必要最低限の契約電力で安定した動力を確保
エコブレーカーとは電気事業法や、日本工業規格(JISC8370)の既定では、 ブレーカーは過電流が流れても瞬時に遮断する必要はなく、ブレーカーの定格容量の指定倍数に対応して一定時間以内に遮断できれば良いこととされています。
しかし、普通のブレーカーは過電流が流れた場合、瞬時に遮断してしまう構造となっています。
エコブレーカーは、コンピューターを内蔵して流れる電流値と時間を監視することによって、たとえ過電流が流れても規定時間以内であれば遮断しないようにする機能を持っています。
当然、規定された時間以上の過電流が流れる場合にはコンピューターの制御によって事前に警報を発したうえで、確実に遮断する機能を持っています。
『負荷設備契約』を『主開閉器契約』へ変更することによ電気基本料金を大幅に削減することが可能です。
いまだから、電気料金のご確認を!
- 電気料金のほとんどが基本料金になっている。
- 機械があり、同時に稼動しないものがある。
- 機械の稼働状況が以前に比べ減ってきている。
- 契約電力が一杯で変電設備(キュービクル)の導入を検討している。
知っ得!電気基本料金の決まり方
負荷設備契約
お客様のご使用になる電気機器をあらかじめ設定していただき、その総容量(入力)に一定の係数を乗じて契約電力を算定する方法です。設備の機器容量(kw)を合計して決定しています。※例えば24時間、設備を同時にフル稼働する場合。
主開閉器契約(ブレーカー契約)
契約主開閉器の定格電流値にもとづき、契約電力を決定する方法です。多数の電気機器を一度にご使用にならない場合、主開閉器契約にすることで、契約電力を低くおさえることが可能となります。
※例えば、マンションの共用部分のエレベーターは24時間稼動しますが、連続しては動きません。また、稼働時間が短い機器が多くある場合。
導入対象業種例のご案内
マンション共用部
ガソリンスタンド
自動車整備工場
クリーニング工場
パン製造工場
タクシー事業所・整備工場
バス事業所・整備工場
板金工場
塗装工場
溶接を使用する事業所
導入までの流れ
導入前に計測調査をしますので、ご協力下さい!
現状を正確に把握させて頂くため、導入前に電気の使用・稼動状況を調査致します。計測調査が大変重要となりますので、何卒ご協力お願いします。それを基にご提案させて頂きます。
エコブレーカー設置後、電力会社へ申請及び電力会社の確認調査が入ります。
契約電力の変更については、電力会社の「電気供給約款」に基づいて変更になります。エコブレーカー設置後、電力会社に申請及び電力会社の確認検査を行った当日より日割りで電気の基本料金がお安くなります。
■電力会社別料金表(低圧電力 全国基本料金一覧)
電力会社 | 基本料金 | 電力会社 | 基本料金 |
---|---|---|---|
北海道電力 | 1,228.5円 | 関西電力 | 1,029円 |
東北電力 | 1,207.5円 | 中国電力 | 1,060.5円 |
東京電力 | 1,071円 | 四国電力 | 1,065.75円 |
中部電力 | 1,092円 | 九州電力 | 966円 |
北陸電力 | 1,113円 | 沖縄電力 | 1,270.5円 |
※基本料金は税込み表記です。 ※平成24年8月現在の基本料金です。
■サイズ
- なぜ電気代が安くなるのですか?
- このシステムで安くなるのは低圧電力の基本料金だけです。
契約内容を「主開閉器契約」に変更し基本料金の元になる基本契約数を小さくすることで、基本料金を安くする事ができます。基本料金は電力会社に申請・確認調査後、即日日割りで下がります。(毎月の明細でご確認できます。) - 削減できる対象は?
- 対象は低圧電力をご使用で、連続で稼働しない機械がある場合です。
例えばマンション共用部(エレベーターがある)・ガソリンスタンド(洗車機がある)・板金工場(溶接機がある)・クリーニーング工場(洗濯機がある)自動車整備工場(コンプレッサーがある)等があてはまる場合対象になります。 - いかにも良い話だけど、違法では?
- ご安心ください。もちろん違法ではありません。
平成8年度から低圧電力の契約方法は「負荷設備契約」と「主開閉器契約」の二つから使用者が選べるようになりました。
「主開閉器契約」を選んだ場合は、申請の際に厳重な審査を受け、エコブレーカー自体も電力会社の検査を受けます。検査を受けたブレーカーには電力会社の封印シールを貼り、更に設置工事完了後に電力会社の立ち入り検査が入ります。
他の電気工事と違って、この工事は電力会社の許可なくしては決して成立しません。 - なぜ電力会社から導入の話がないのですか?
- 電力会社と建物所有者には責任の境界線があります。
電力会社は電柱より建物に電線を引き込むまでの責任で、建物内部の設備(エコブレーカーを含む)は建物の所有者の責任において管理となりますので、電力会社からは導入の話はありません。 - なぜブレーカーが落ちないのですか?
- ブレーカーの仕組みは電気が流れすぎたり、急に大きな電気が流れたりした場合に安全のため落ちる様にできています。絶対に落ちないブレーカーはありません。
但しブレーカーがいつ落ちるかは国が定めた厳密な決まりがあり、一般的には余裕をもって対応しています。エコブレーカーはその部分に注目し、独自開発のコンピューター制御ブレーカーを用いてギリギリまで設定出来るシステムを開発致しました。
更に緻密な現地調査と豊富なデーターを基に落ちないのではなく、安全確実に落ちて、尚且つ基本契約数を低く設定出来ます。それがエコブレーカーです。